2014年02月18日

トラぺ ブルゴーニュ 2012年

皆様、こんばんは!

マツキヤのイタ男です。

先日、こんなワインを試飲しました。







Bourgogne Rouge 2012 Trapet Pere&Fils
ブルゴーニュ 赤 2012年 トラぺ



トラぺにしてはやや濃いめの色調、若干黒の印象のルビー色。

カシスやブルーベリー、湿った土のようなニュアンス、果実の風味に隠れた

動物系のニュアンスにほのかな黒コショウのスパイスのアクセントがチラリ

ジュヴレらしいオレンジぽい果実感は熟成により紅茶ぽくなりそう。


一瞬2009年を思わせるまろやかさ、甘味というよりボリューム感で

攻めてくる感じ。2010年のような硬い酸はなく、完全にアルコールに溶け込んでいる

印象。湿ったタンニンも溶け込んで余韻はほどほどに、やや味わいの前半に

勝負している感じ。


収穫量の少なさと出来の良さとウワサの2012年ですが、トラぺとしては

これは上のキュヴェも十分期待がもてそうです。



トラペ  

Posted by Love wine マツキヤ at 16:28Comments(0)ワイン

2014年02月09日

チェルヴァロ・デラ・サーラ 2010年

皆様、こんばんは!

マツキヤのイタ男です。

先日、店舗にてお客様が「ブログ拝見しましたよ~」なんて言われましてface15
あ、更新していないicon10
今年もボチボチですが、頑張ります


先日、こんなワインを試飲しました。







Cervaro della Sala 2010 Castello della Sala
チェルヴァロ・デラ・サーラ 2010年 カステッロ・デラ・サーラ





トスカーナの名門、アンティノーリがウンブリアに所有するカンティーナで

ここのフラッグシップがこのワイン!シャルドネに土着品種のグレケットを

少量使用している。


マロンや白トリュフを思わせる熟成のニュアンス。樽熟に由来するバニラや

ローストした香りに、硬質なミネラル感や花の香りのエレガントさが複雑さを

演出。グラスを回せばリースリング様のペトロール臭が湧きあがる。

マロ発酵に出やすい甘味ではなく、ボリューム感に由来する甘味を連想させる

なめらかさ。濃密な味わいで樽の高級感が複雑さを際立たせている。

トロピカルフルーツのフレーバーが余韻にまで残り長く残る。

酸はすでに溶け込んでなめらか、ブルゴーニュの酸で引っ張る余韻というより、

アルコールで余韻を保つ感じ。



コルトン・シャルルマーニュをイメージして造っているというこのワイン、確かに

キャップシールもどこかルイ・ラトゥールを想わせるemoji08

イタリアらしいというか、面白いのが、硬さ、品を出すためにオルヴィエートの

トップドレッシングともいえるグレケットの華やかさでコルトン・シャルルマーニュ

らしさを演出しているところ!


イタリアのシャルドネでは、ヴィエ・ディ・ロマンスやガイア&レイが有名ですが、

大御所の造る安定感のあるこのワイン、一度は試してみる価値アリです!!



チェルヴァロ・デラ・サーラ  
Posted by Love wine マツキヤ at 17:14Comments(0)ワイン