マツキヤのイタ男です。
先日、こんなワインを試飲しました。
Bourgogne Rouge 2009 Henri Gouges
ブルゴーニュ・ルージュ 2009年 アンリ・グージュ
去年末まではまだ還元的でしたので、裏の倉庫にしまっておいたワイン。
他の生産者の、還元的だったワインも開いてきているのでこのワインもそろそろと
思い開けてみました。
前面に出た、コケモモ、フランボワーズなどの果実の香り。カンパリのようなビターオレンジの
ニュアンス。動物系の香り、ミネラル感と複雑。微かな梗のニュアンスが複雑さを演出している。
ほのかに甘く、開いた果実味とこの年にしてはしっかりめの酸、余韻に残るタンニンがニュイ・
サン・ジョルジュ的。
特に2009年に関してこの果実感は、同じ地元のロベール・シュヴィヨンにも似た感じがあるが、
樽の痕跡が抑え目で、ミネラル感を充実させたのがアンリ・グージュというイメージ。