皆様、こんばんは!
マツキヤのイタ男です。
先日、輸入元ヌーヴェル・セレクションの上田さんが来店した時にモーレツに美味しいから
是非!というので早速試飲してみました。
Isselée Père et Fils Blanc de Blancs Brut Grand Cru Le Mont Aigü 2004
シャンパン・イスレ ブラン・ド・ブラン ブリュット 特級〝ル・モン・テギュ〟2004年
マルヌ川を挟んでアイの南に位置する「シュイィ」は、シャルドネがグランクリュの村ですが、
ただでさえ畑の所有者数が少ないことに加え、ほとんどの生産者は(プルミエクリュの)
ピノノワールとブレンドするため、実際のシャンパンとしての 「Chouilly 100% Grand Cru」は
極めて珍しい存在です。
この度、クラマン村にRMを運営する名手オリヴィエ・イスレが、このシュイィ100%の、それも、
樹齢45年以上の古樹のみが植えられている特別なリウ・ディ(単一区画)のシャルドネのみを
使った、「ブラン・ド・ブラン・ミレジム2004」をリリースしましたので、ご紹介します。
「このキュヴェを造ることは私の夢でしたが、最も若い樹の樹齢が45年に達するのを長年待ちました。
シュイィは、白亜質土壌に由来する酸とミネラルが近隣のコート・デ・ブランの村々と比べても突出して
強く出るテロワールで、ほとんどの造り手はブラン・ド・ブランにせず、(酸が不足しがちな)他の品種との
ブレンドに用いているほどです。そして「ル・モン・テギュ」は、土壌がさらに貧しく、その傾向が
さらに強い区画です」。
「裏を返せば、樹齢をぎりぎりまで高めてぶどうを著しく凝縮させ、さらに長期ビン熟成を行えば、
味や風味を構成する各要素それぞれが最大レベルで、かつ、全体として美しく均整のとれた、
究極的なブラン・ド・ブランになるのではないかと考えました」(オリヴィエ・イスレ)。~輸入元資料より~
ゴールデンデリシャス、ホワイトペッパーの香り、いくぶん蜜っぽい香りとミネラル感
花の香りとセルフィーユの爽やかさがアクセント。一瞬、ピュズラのソーヴィニヨン・ブランを
思い起こさせます。
口当たりから甘酸のバランスが取れていて、次第に果実の風味とキメ細かい
泡の充実感。
美しく余韻が長い、ゆっくりと楽しみたくなるこのシャンパンは、ヴィエーユ・ヴィーニュ
(高樹齢の木)と厳格なリュット・レゾネによる所が大きいでしょう。
輸入元資料には原則マロ発酵行なわないと書いてありますが、ある程度マロラクティック
発酵してますね、後味クリーミーな風味もありますし酸も柔らかいですから。
輸入元資料の最後に上田さんの言葉、
「1リットルあたり9グラムという最終ドザージュの量は、彼のこの考えが正しかったことを表しています。
プロフェッショナルな試飲の場であったのに、仕事を忘れて何杯も何杯も、飲んでしまいました。
シャンパンの歴史に残る名作だと思います。」
私もそう思います。
シャンパン・イスレP&F
Posted by Love wine マツキヤ at
22:28
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