マツキヤのイタ男です。
先日、ブルゴーニュワインの生産者 仲田晃司さん が
マツキヤ店舗に来てくれました!
ヌーヴェルさん、いつもありがとう!!
(例によって、ボトルにサインして頂きました

蔵へもお邪魔した他、試飲会等でも何度かお会いしておりますが
相変わらず腰の低い方でした。
Bourgogne Blanc 2010 Lou Dumont を試飲しながらプチ・セミナー
ルー・デュモンにとって2010年は平均的な収穫量、続く2011年と2013年は
ブドウがカビに侵され、2012年は一部雹害があって減収、コート・ド・ニュイは
結果的に良いブドウが収穫できたそうですが、コート・ド・ボーヌ地区は壊滅的で
収穫量が90%減との事。ヴォルネイは3年連続して雹害にあっており、もう通り道
みたいになってしまっているようです。
今年2013年、ルー・デュモンは選果をより厳しくし、腐敗したブドウの粒を徹底的に
排除した結果、通常13樽できるACブルゴーニュ赤が5樽、1,600本瓶詰めする
アリゴテがたったの150本しか造れないそうで、アリゴテは樽を特注したそうです。
仲田さんが造り続けるワインは、ブルゴーニュの伝統的な味わいのワイン。それは
低温浸漬などのテクニックを駆使し、果実味豊かで開けたてから楽しめるワイン
ではなく、天然酵母でのゆるやかで自然な発酵、伝統的な樽でのしっかりとした
熟成、味わいはワインの開けたてはややそっけなく、しかし、30分や1時間すると
徐々に味わいが開いてくる、そんなワインを造っています。
試飲したブルゴーニュの白は、たしかに果実味や樽の風味も感じますが後味が
酸味ですぐに切れてしまう、余韻の短い印象。それがお話しの中で時間がたって
くると徐々に開いてくると味わいに厚味が増して全ての要素がバランスが取れて
きて一同感激の味わいとなりました。まだお飲み頂いた事の無い方は、是非
一度お試し頂きたいワインです!
また、マツキヤでも予約段階で早々に売り切れてしまった仲田さんのボージョレ・
ヌーヴォーですが、今年は開花が遅れたためにその後の収穫も遅れ本当に
ヒヤヒヤだったそうです。通常9月25日頃収穫する所、今年は10月の7日に収穫と
なり、解禁日に間に合わせるためには遅くとも10月27日には空港に運ばなくては
ならず、この間に一次発酵と二次発酵、さらには樽熟というかなりのタイトさ!
自然を相手のお仕事って本当大変ですね

これからも、マツキヤは仲田さんのワイン!応援し続けますよ~

ルー・デュモン
お試しあれ!
この記事へのコメント