マツキヤのイタ男です。
先日、こんなワインを試飲しました。
Bourgogne Hautes-Cotes de Nuits Rouge 2011 Nicolas Rouget
ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ 赤 2011年 ニコラ・ルジェ
新品の畳の香り、グロゼイユやスミレの花の香りと動物系のニュアンス、
仄かに香る樽のスモーキーさ。香りはミネラル感と心地よい清々しさを
持って複雑ながらも軽さを感じる。
味わいドライな中にもほのかな果実味を伴った甘さの印象、
適度な軽さの中にも香り味わいは複雑、魅惑的な風味に溶け込んだ
丸い酸としなやかなタンニン。余韻果実味と樽のスパイシーさが長めに
細く残る。
少し青っぽさはこのビンテージらしさですが、もう少しすれば消えそうなくらい
穏やかで、逆に複雑性を感じさせてくれます。濃く、タニックなワインが多い
2011年ですが、この生産者はリキまず例えば2007年を思わせる優しい
旨味系の味わいで、いかにも〝らしい〟感じが非常に好印象の飲み疲れ
しないワインに仕上げています。
〝ニコラ・ルジェ〟もちろん偉大な父親エマニュエル・ルジェの指導もあるとは
思いますが、若くして余裕のある造りは今後も期待が持てます。
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