マツキヤのイタ男です。
先日、ブルゴーニュの生産者オリヴィエ・ジュアンがマツキヤに
ご来店頂きました



(実物は187cmの長身、思わずデカイって言っちゃいました

モレ・サン・ドニ村を代表する新世代の生産者として定着しているオリヴィエ・ジュアンですが、
今はオート・コート・ド・ニュイのアルスナン村に醸造所と共に引越ししたそうです。
1999年、26歳でドメーヌを継承するとすぐに畑をビオロジーに転換、エコセールを取得しました。
彼の造るワインは、豊かな濃度と果実味に加え、品格を称える素晴らしいミネラルの乗った
ワインとなります。
特級畑はシャルム・シャンベルタン、モレ・サン・ドニの1級は、クロ・ド・タールの真下にある
樹齢50年の〝レ・リュショ〟と町の中心地やや下の樹齢60年のブドウ樹を持つ〝ラ・リオット〟
があります。両方ともヴィエーユ・ヴィーニュは名乗れますが、ラベルにはリオットのみ
ヴィエーユ・ヴィーニュを表示。
この二つの畑の違いを聞いてみた所、〝リュショ〟は畑上部に粘土質の層がより
厚めにあり繊細でフェミニンなワインとなり、〝リオット〟は、表土が薄く、またブドウ樹の
根が深く伸びている為ワインは力強く骨格があり、長期熟成が可能なワインとなるそうです。
輸入元ヌーヴェルさんの代表、上田さんに通訳して頂きつつ彼の話を聞いていると、
彼は本当に根っからの農民で、真面目で素朴な人柄が伝わってきて、なによりも熱いハートを
持つ男という印象を受けます。実は今回の来日も、東日本大震災の為に彼から
ワインを一樽分寄付したいという申し入れがあり、(彼のような真面目な生産者は、
全く儲かっておりませんのでワイン一樽というのは本当に凄い話だそうです)。
上田さんは丁重にお断りし、それよりも日本に来て欲しいと打診し今回の来日に至ったそうです。
私達も、簡単にビオロジーと言ってしまいますが、それを実践するのは特にブルゴーニュにおいては
困難で、大変な労力を要します。
誰も畑に出ていない雨の日や土日までも畑で一人彼の姿を見るのもしばしばで、
特に周りの理解も得にくいブルゴーニュでそれを貫徹するのは、もの凄いことだと思います。
(実際、モレの生産者は40軒くらいあるのですがそのうちビオロジーを実践しているのは4件ほどで、
まだまだ白い目で見られているようです)
「もし機会を与えられるなら、どこの畑のワインを造ってみたいか?」と言う変わった質問には、
私としては「ミュジニー」とか「ボンヌ・マール」という答えを期待していたのですが、
真面目に「リオットの横の区画が欲しい」とジミーな答えが返ってきた、
そんな彼の造るワインを、私達も是非応援したい!
本人に会ってさらにファンになってしまいました!
農民の造った、自分の信念で始めたビオロジー栽培からの豊かな果実味を
持つ彼のワインを是非、お試し頂きたいと思います!!
いつもの通りボトルにサインして頂きましたよ!

オリヴィエ・ジュアン
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