マツキヤのイタ男です。
先日、イタリアワインのインポーター、ヴィナイオータさんが営業に来てくれました。
その時に紹介してくれたワインが美味しかったので、早速オーダーしました。

SP 68 2009 Arianna Occhipinti
SP 68 2009年 アリアンナ・オッキピンティ
まだ20代のアリアンナ・オッキピンティがシチリアで造るこのワイン、
名前の由来はワイナリー内を通るStrada Provinciale68 県道68号線の略。
フラッパート60%、ネロ・ダーヴォラ40%
大地の声に耳を傾け、人間のエゴによってそれを極端に歪めることなく、
そこから賜ったブドウを醸したいと考える彼女は、畑では無施肥による有機栽培、
防除対策として年2回の硫黄散布のみという。醸造も可能な限り自然に、
野生酵母で温度管理を行なわず、二酸化硫黄もボトリング時に僅かのみ。

獲れたてのイチゴの、溢れんばかりの香り。ハイビスカスの花の香りと
火薬のようなミネラル感、紫蘇漬けの小梅、奥にアクセントとなるスパイス感。
口当たりに柔らかい甘味、ワンテンポ遅れて太い酸。イチゴの果実味が
好印象、タンニンは柔らかく自然に溶け込んでいる。
シンプルなようで複雑な味わいの変化。軽やかなようで、実は筋の通った不思議に美味いワイン。
「ワインを飲んで、その土地に行ってみたいと思わせる、神秘的な力を持ったワイン」
大袈裟でなく。
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