マツキヤのイタ男です。
先日、こんなワイン試飲しました。

Les Gartieux de Pichon Lalande 2003
レ・ガルティユー・ド・ピション・ラランド 2003年
ピション・ラランドが造る特別キュヴェ〝レ・ガルティユー〟の区画はピション・ラランドがポイヤック村に所有し、
ラス・カーズやポワフェレなどの所有する区画に隣接する恵まれた立地条件にあります。
2004年ヴィンテージを最後に生産されなくなっているワイン。
カベルネ・ソーヴィニヨン61%、メルロー32%、カベルネ・フラン5%、プティ・ヴェルド2%
開けたてかぶと虫の香り、イタリアによくあるタイプとは違う独特の香り。
しかしすぐに消えたので還元臭のひとつだろう。
樽、ローストした香りやカシス、イチゴのフルーツの香り。
なめし革と土っぽいニュアンス。ミネラル感から次第に広がるカベルネの
特徴。杉やピーマン、クローヴぽいスパイスの香り。香りだけで判断すると
サンテミリオンといってしまいそう。
ほのかに甘く、強い果実味がじんわりと広がる。滑らかで酸もタンニンも
溶け込んだ印象、後味のスパイシーなタンニンがカベルネらしさで長く細く
残る。
輸入元のブドウ比率よりも、随分とメルローの特徴がでたワインですね、
ある意味ラランドらしいワインですが、この価格としては味わいも充実して
いるのでコストパフォーマンス高いです。
シャトー・ピション・ラランド